寝起きのキスも気にならない♪口臭の原因を知って対策しよう
朝起きたときに「なんだか口が臭い?」と思ったことはありませんか。お口の中がネバネバしたり、乾燥していたり。ちゃんと夜に歯みがきをしていてもなぜ臭うのか?寝起きに口臭が起こりやすい理由と、手軽な口臭対策をご紹介します。
自分の寝起きの口臭にショック…。臭いの原因とは?
実は朝の口の中は細菌でいっぱい。特に寝起きの細菌量は一日の中でも一番多く、なんとティースプーン1杯分もあるといわれています。
口の中には常にいろんな種類の細菌がいますが、睡眠中には唾液の分泌が少なくなって抗菌作用が低下します。そのため、夜間に細菌が繁殖し、口臭のもとである揮発性硫黄化合物というガスがたくさん作られて、朝起きたときに口臭が発生するのです。寝起きの口臭は「モーニングブレス」とも呼ばれ、卵が腐ったような嫌な臭いになってしまいます。
朝の口臭は、誰でも発生する可能性のある生理的口臭の一つで、時間が経つと徐々に弱まっていくものですが、細菌がいっぱいの口の中は環境がよいとはいえません。それでは、口内環境を改善するには、どうしたらよいのでしょうか。
簡単!すぐに改善できる口臭対策法
すぐに取り組める朝の口臭対策として、寝る前と起きた後の対策があります。まず、寝る前の対策として、磨き残しや舌苔があると寝ている間に細菌が増殖してしまうため、特に念入りに口の中のケアを行なう必要があります。
朝の対策としては、起きたらすぐに歯を磨きましょう。寝起きの歯みがきは口に溜まった細菌を洗い流してくれるので、インフルエンザなど感染症の予防対策としても役立ちます。仕上げにはマウスウォッシュをするとさらにスッキリ。また、朝食はできるだけ食べるようにしてください。唾液の分泌を活発にし、口の中に潤いを与え、口臭の原因となる口内の乾燥が防げます。
【すぐに取り組める口臭対策】
・寝る前のアルコールやニンニクなど臭いのきつい食事は取らない
・寝る前に歯の汚れを落とす
・舌の表面の白い苔のような舌苔を取り除く
・寝る前に水分補給する
・起きたらすぐに歯みがきをする
・マウスウォッシュで口をゆすぐ
・朝食を食べる
このほか、ストレスの少ない生活や、食生活の改善なども口臭対策として大切です。寝る前にアロマを焚いたり、音楽を聞いたりしてストレス解消を心がけ、野菜中心のバランスのよい食生活をおくるとよりよい口臭対策になりますよ。もし、全部やってみても効果がなかった…というときは、病的口臭の可能性もありますので歯科医師にご相談を。
日ごろからケアしよう!おすすめの口臭対策グッズ3選
口臭予防にはなんといっても口の中を清潔に保つことが大切です。そのために使って欲しい、便利なデンタルグッズをご紹介します。
1. 歯間ブラシとデンタルフロス
歯みがきだけでは歯垢は60%程度しか落とせないことがわかってます。残り40%は歯と歯の間、歯と歯茎の間にありますので、歯間ブラシやデンタルフロスを使って落としましょう。どちらも似たような働きをしますが、歯間ブラシは歯と歯の間の汚れ落とし、デンタルフロスは歯周ポケットまで届くというようにその働きは異なりますので、両方とも使うことをおすすめします。
2.舌クリーナー
舌の表面にある舌苔を取り除くグッズが舌クリーナーです。舌苔はいらなくなった粘膜が剥がれ落ちたもの、食べ物のカスが溜まったもので、嫌な臭いを発するため、舌クリーナーでやさしくなぞって取り除きましょう。舌の表面は傷つきやすいので、歯ブラシなどでこすったりせず専用のクリーナー、もしくはやわらかいガーゼなどを使ってください。
3.マウスウォッシュ
お口のケアの最後の仕上げにおすすめなのが、マウスウォッシュです。殺菌作用が強いもの、フッ素が含まれたものなど、いろんなマウスウォッシュがありますので試してみて自分に合うものをみつけてください。毎日続けるなら低刺激なものがおすすめです。
寝起きに口臭が起きやすい理由と対策について、ご紹介しました。これらの朝の口臭対策は虫歯や歯周病の予防にもなりますので、ぜひとも取り組んでください。歯科医院ではさまざまな角度から口臭対策に取り組み、アドバイスも可能ですので、一度話を聞いてみるのもおすすめですよ。
寝起きの口臭対策をしっかり行なって、口臭のない気持ちのよい朝を迎えましょう。