歯ブラシだけじゃ足りない!口臭を防ぐオーラルケアアイテム

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iStock/Tharakorn

    何でも話せる友達同士でも、なんとなく話題にしにくいのがオーラルケア。特に気になるのは口臭ではないでしょうか。それにはさまざまな原因がありますが、予防するには歯ブラシだけでは足りないって知っていましたか?お口の中をすみずみまできれいにして口臭を防ぐ、おすすめのオーラルケアアイテムをご紹介します。

    放っておくと怖い歯周病!口臭の原因かも?

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    口臭の原因となる病気、歯周病。40代を超えると約8割が歯周病ともいわれています。

    歯周病は、進行すると歯茎から膿や血が出て、独特の嫌な口臭を発生させます。歯と歯茎の間に歯周病菌が住み着き、悪臭の原因となる揮発性硫黄化合物を生み出すのです。

    歯周病は虫歯がない人でもかかっていることがあり、お口の中で静かに進行するため、病気が進んで膿や血が出てくるまで気がつかない、ということも・・・。日ごろから歯科医院で定期検診を受けることも大切です。

    また、歯周病は糖尿病や心臓疾患、アルツハイマーなどとの関連が深く、全身の健康状態に影響を与えることが知られています。「歯茎にちょっと違和感があるぐらいだから」と、放っておくととても怖い病気なのです。

    中高年に多い病気ですが、歯周病菌を原因とする感染症のため、小学生がかかることも。お子さんの口臭が気になるようなら、歯周病の可能性も考えなければいけません。

    歯周病の原因となるのは、歯周病菌を含んだ歯垢(プラーク)。歯垢は食べかすを放置することで溜まっていきます。そのため、歯周病による口臭を予防するには、オーラルケアで歯垢を取り除くことが何よりも大切なことなのです。

    口臭の原因はさまざま!原因別の予防法

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    iStock/Bet_Noire

     

    さて、歯周病以外の口臭の原因は、大きく以下の4つに分けられます。

    <生理的口臭>
    寝起き、緊張したときやストレスがあるとき、生理中・妊娠中・更年期など女性ホルモンの状態が変わるときには口臭が発生しやすくなります。

    このような生理的口臭は、歯磨きやうがい、飲食など、簡単な方法で解消されるもの。誰でもある程度はありますので気にしすぎないことも大切です。

    <飲食や嗜好品による口臭>
    ニンニク、ネギ、酒、タバコなど、臭いの強い食べ物や飲み物、嗜好品を摂ることで発生する口臭。こちらは時間の経過とともに解消されます。気になる場合には、その飲食物や嗜好品を口にしないことで回避を。

    <病気を原因とする口臭>
    上の2つに比べて、気をつけなければならないのが、病気が原因で発生している口臭。鼻や喉・消化器官の病気が原因の口臭もありますが、多くは「口腔内の病気」が原因で口臭が発生します。

    口臭の原因となる口腔内の病気には、最初にご紹介した歯周病以外に、虫歯・歯石・舌苔・ドライマウスなどがあります。そのなかでも、口臭の原因として見逃されがちなのが舌苔(ぜったい)です。

    舌苔は、古くなった細胞や食べかす、細菌類が舌に溜まって苔状になったもの。特に唾液が少ない状態だと溜まりやすく、臭いも強くなります。ガーゼや舌ブラシを使って舌苔を取り除くと、口臭を防ぐことができます。

    <心理的口臭>
    口臭が実際には発生していないのに、「自分の口は臭っている」と思い込んでしまうのが心理的口臭。

    過去のトラウマや精神的不安、ストレスなどが原因となっている場合があります。解消するには、口腔外科や口臭外来で客観的に口臭をチェックしてもらうのも、ひとつの方法です。

    いつ使う?オーラルケアアイテムの使い方と効果的な時間帯

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    iStock/Moncherie

     

    歯周病や舌苔などを原因とした口臭は、お口の中の汚れをしっかりとることが最大の予防です。食べかすや歯垢をすみずみまで落とすには、歯ブラシによる歯磨きだけでは足りません。いろいろなオーラルケアアイテムが出ているので活用してみましょう。

    <デンタルフロス>
    デンタルフロスは、糸を歯と歯の間に入れて食べかすや歯垢を取り除くためのアイテム。歯ブラシだけでは届かない歯の隙間や裏側を掃除することができます。

    歯磨きした後に使って、磨き残しをきれいにします。毎日1回、夜寝る前の歯磨き後に行うのがおすすめ。

    <歯間ブラシ>
    歯間ブラシは、歯と歯の間を磨くための小さな歯ブラシです。デンタルフロス同様、歯と歯の隙間をきれいにするのに役立ちます。

    複数のサイズが用意されているので、歯の隙間や歯茎の状況に合わせて、適切なサイズを選ぶのがポイント。

    歯間ブラシは、歯ブラシの前に使うのが効果的です。歯ブラシの前に歯間ブラシを通しておくことで、歯磨き粉の成分を歯の間まで届かせることができます。

    <舌ブラシ>
    舌ブラシは、舌苔を取り除くためのアイテム。歯ブラシで舌苔を取ろうとすると傷つけてしまうので、専用の舌ブラシを使います。

    舌ブラシの使いすぎは、舌を傷つけてしまうため、1日1回までにとどめましょう。おすすめのタイミングは寝起き。就寝中に溜まった舌苔をすっきり落とすことができます。力を入れずに優しく磨くようにするとよいでしょう。

    <マウスウォッシュ>
    マウスウォッシュは、液体を口に含んでうがいをすることで、殺菌したりさっぱりさせたりする効果があるアイテム。デンタルリンスとも呼ばれています。

    マウスウォッシュだけでは歯磨きでブラッシングしたときと同じ効果は得られません。そのため、歯磨きと合わせて使うことが大切です。

    効果的なタイミングは歯磨きの後。食べかすや歯垢が落ちてきれいになったところに、マウスウォッシュの成分を行き渡らせることができます。

    口臭のなかでも特に注意しておきたいのは、歯周病や虫歯、舌苔といった口腔内の病気を原因とするもの。その原因の多くは、お口の中に溜まる歯垢を丁寧に取り除くオーラルケアによって予防できます。今まで「歯ブラシで充分」と思っていた方も、今日から「歯ブラシ+α」のオーラルケアを始めてみませんか?

    1人で悩まないで下さい。
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    様々な口内の悩みは多くの方が抱えていらっしゃる問題です。 でも、今後10年後、20年後もずっと「噛める歯」に治療し、保っていくために、しっかりと実績のある病院を選び、まずは素直に相談して下さい。

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